同人ゲーム作成サークル エーデルアインの開発日記です。
新作情報や日常のできごとなど
最近、胃と頭と目の調子が悪いです。
シナリオ担当、海藤拓実です。
あ、悪いのは一年中でした。今気づきました。
前のブログで、海藤は嘘をついてしまいました。
前回、「俺が生きてくには『あーん』で十分なんだよ」と書きました。
それだけじゃ駄目でした。
女の子からのリアクションが皆無です。
ただの一度もありません。
死にそうです。
あんだけノリよかったのに無視ってあんた……。
いや、望み薄だとは思ってたよ?
でも、望みゼロだとは思ってなかったよ……?
さて、雑記をば。
他人が抱く人に対する印象と、当人が心の内に考えてることってのは違うものです。
よく「裏表」という言葉で表されますね。
まあ、そんな表裏一体の単純さは人間にはありませんが。
僕としては、卵みたいなものだと思っています。
外側から見て得られる情報ってものと、内面ってのはかなり違うものですからね。
逆というよりは、外側からはわからないものが内側に詰まっている、って感じかと。
割らずに中身を推し量ることも可能ですが(よく見るとか、水に浮かべてみるとか)、そうしたってわからないものはわからない。
悪いことではないです。人間はみんなそうですから(ですから安易に人を信用してはいけませんよー。すると↑みたいなことになります)。
最近、その差を多くのケースでおどけながら許容してしまうルパン三世は凄いと思い始めました(だいたい女性限定ですけど)。
ああいうのが、いい大人の男っていうことでしょうね。
創作においても、中にいる人間が人間である以上、そうでなければいけないと思います。
外身だけのキャラなんていた所でどうしようもありません。邪魔なだけです。
でも、いくら頑張ってもキャラがそうなってしまうことがあるんですよね。
キャラの描写をするにあたって「どういう人間か」を表すためにも、内面描写は必要ですが、そこが不十分だと、外身だけのキャラになる。
文章は便利なもので、「」と()で台詞を括るだけで口に出してるか口に出してないのか、簡単に表すことが出来ますが……。
このどちらかを、キャラを表す際に多用しすぎても、キャラは薄っぺらくなります。
「お前ストレートすぎて内面ないじゃんか」
(お前いくつ内面があるんだよ……)
ってな感じで。
あと、主人公以外にはこれ、使えませんしね。視点を工夫しない限り。
で、視点を工夫しすぎると文章がごっちゃごっちゃになって読むのも(書くのも)面倒な形になります。
だから、キャラの外身と中身の違いを、すべてわからない程度にわかるように、かつ明確にわかるように書くのがベストになるわけです。
で、これがとっても難しいわけです。
行動、言葉、仕草、表すためのツールはいっぱいありますが、有効に使うってのはどれも難しい物です。
本当、難儀してます。
先ほどルパンを話の上に登場させましたが、この面でも彼は凄いですね。
女性関係に絞りますが、ルパンの特徴をざっと挙げると。
「モテる」「でも不二子ちゃんには一途」「裏切られても、とりあえず怒るけど許しちゃう」「そもそも可愛い女の子なら大抵好き」「振り回されることはあまりない」「というか振り回されるのも好き」「スケベ」「でも、割と土壇場では紳士的」ぐらいですかね。
ルパンファンの方々には、上記の特徴に「違うよそれ、わかってない」って反応を示す方もいるでしょうね。
でもそれがいいんじゃないでしょうか。ルパンはわかりやすい特徴がいくつもありますが、そこから彼の真意は測れませんから。しかも、真意が何かありそうっていう一種のミステリアスさもあります(どうやったらこうなるんでしょう? 真似したいんですけど出来ない)。
見る人の数だけ、「ルパン三世」というキャラ像がある。キャラに深みがあるわけです。外っつらだけじゃないわけです。
外身中身がいい塩梅で表されつつ魅力的に描かれているキャラという意味で、ルパンは最良のお手本の一つだと思ってます。
で、何故こんなことを書いたか、というと。そろそろ「確かにそこにあったもの」のシナリオが佳境に差し掛かっているからです。
心情描写により神経を裂かなければいけないラストシーンってのは、書いていて楽しいですが、その勢い故に駄目になる可能性がかなりあります。
最近、海藤の文章は多方面からあまりいい評価を受けていないので、その辺も踏まえつつどうにかしなきゃいけませんし。
じゃあ自分では納得してるか、と言われればそんなこともないですし。
でもまあ、前にタンカ切っちゃった以上、頑張らなきゃな……。
ああでも頑張るのつらい。
なんて感じの、今日この頃なのでした。
最後に一言。
短い夢をありがとう。金返せ。
俺はルパンほどいい男じゃないんだよ。
シナリオ担当、海藤拓実です。
あ、悪いのは一年中でした。今気づきました。
前のブログで、海藤は嘘をついてしまいました。
前回、「俺が生きてくには『あーん』で十分なんだよ」と書きました。
それだけじゃ駄目でした。
女の子からのリアクションが皆無です。
ただの一度もありません。
死にそうです。
あんだけノリよかったのに無視ってあんた……。
いや、望み薄だとは思ってたよ?
でも、望みゼロだとは思ってなかったよ……?
さて、雑記をば。
他人が抱く人に対する印象と、当人が心の内に考えてることってのは違うものです。
よく「裏表」という言葉で表されますね。
まあ、そんな表裏一体の単純さは人間にはありませんが。
僕としては、卵みたいなものだと思っています。
外側から見て得られる情報ってものと、内面ってのはかなり違うものですからね。
逆というよりは、外側からはわからないものが内側に詰まっている、って感じかと。
割らずに中身を推し量ることも可能ですが(よく見るとか、水に浮かべてみるとか)、そうしたってわからないものはわからない。
悪いことではないです。人間はみんなそうですから(ですから安易に人を信用してはいけませんよー。すると↑みたいなことになります)。
最近、その差を多くのケースでおどけながら許容してしまうルパン三世は凄いと思い始めました(だいたい女性限定ですけど)。
ああいうのが、いい大人の男っていうことでしょうね。
創作においても、中にいる人間が人間である以上、そうでなければいけないと思います。
外身だけのキャラなんていた所でどうしようもありません。邪魔なだけです。
でも、いくら頑張ってもキャラがそうなってしまうことがあるんですよね。
キャラの描写をするにあたって「どういう人間か」を表すためにも、内面描写は必要ですが、そこが不十分だと、外身だけのキャラになる。
文章は便利なもので、「」と()で台詞を括るだけで口に出してるか口に出してないのか、簡単に表すことが出来ますが……。
このどちらかを、キャラを表す際に多用しすぎても、キャラは薄っぺらくなります。
「お前ストレートすぎて内面ないじゃんか」
(お前いくつ内面があるんだよ……)
ってな感じで。
あと、主人公以外にはこれ、使えませんしね。視点を工夫しない限り。
で、視点を工夫しすぎると文章がごっちゃごっちゃになって読むのも(書くのも)面倒な形になります。
だから、キャラの外身と中身の違いを、すべてわからない程度にわかるように、かつ明確にわかるように書くのがベストになるわけです。
で、これがとっても難しいわけです。
行動、言葉、仕草、表すためのツールはいっぱいありますが、有効に使うってのはどれも難しい物です。
本当、難儀してます。
先ほどルパンを話の上に登場させましたが、この面でも彼は凄いですね。
女性関係に絞りますが、ルパンの特徴をざっと挙げると。
「モテる」「でも不二子ちゃんには一途」「裏切られても、とりあえず怒るけど許しちゃう」「そもそも可愛い女の子なら大抵好き」「振り回されることはあまりない」「というか振り回されるのも好き」「スケベ」「でも、割と土壇場では紳士的」ぐらいですかね。
ルパンファンの方々には、上記の特徴に「違うよそれ、わかってない」って反応を示す方もいるでしょうね。
でもそれがいいんじゃないでしょうか。ルパンはわかりやすい特徴がいくつもありますが、そこから彼の真意は測れませんから。しかも、真意が何かありそうっていう一種のミステリアスさもあります(どうやったらこうなるんでしょう? 真似したいんですけど出来ない)。
見る人の数だけ、「ルパン三世」というキャラ像がある。キャラに深みがあるわけです。外っつらだけじゃないわけです。
外身中身がいい塩梅で表されつつ魅力的に描かれているキャラという意味で、ルパンは最良のお手本の一つだと思ってます。
で、何故こんなことを書いたか、というと。そろそろ「確かにそこにあったもの」のシナリオが佳境に差し掛かっているからです。
心情描写により神経を裂かなければいけないラストシーンってのは、書いていて楽しいですが、その勢い故に駄目になる可能性がかなりあります。
最近、海藤の文章は多方面からあまりいい評価を受けていないので、その辺も踏まえつつどうにかしなきゃいけませんし。
じゃあ自分では納得してるか、と言われればそんなこともないですし。
でもまあ、前にタンカ切っちゃった以上、頑張らなきゃな……。
ああでも頑張るのつらい。
なんて感じの、今日この頃なのでした。
最後に一言。
短い夢をありがとう。金返せ。
俺はルパンほどいい男じゃないんだよ。
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