忍者ブログ
同人ゲーム作成サークル エーデルアインの開発日記です。 新作情報や日常のできごとなど
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

可愛い女の子に「あーん」してもらいました。
シナリオ担当、海藤拓実です。
そういうお店に行ったわけじゃないですよ? 友達に、です。

最近海藤は、自分よりも2、3歳ほど若い人たちの飲みのメンツに仲間入りしました。
↑はその場での出来事です。直後にサークル代表から電話来て若干萎えましたが。
僕みたいな、「あーん」と無縁な人間ですら、そんな経験が出来てしまうって意味では、お酒の力ってのは偉大です。
もうテンションハイマックス(謎)です。
ただねえ、フラグ立ったわけじゃないんですよねえ。
ま、それでもとりあえずはいいですけどね。
「あーん」ぐらいでいいんです。僕が毎日を生きるには。


てなわけで、今回は雑記をば。
最近、飲みの席で気付いたことがあります。
誰が何を示し合わせたわけでもないのに。話が盛り上がっていないわけでもないのに。
一瞬、その場の空気がしんと静まり返ることがある。
「え?」と思って周りを見渡すと、自分以外の全員がスマホをいじってる。
海藤は未だガラケーなので、その時間だけ一人寂しくつまみとウイスキーを嗜む仲間外れのおっさんと化します。
ケータイ時代からそういう時間がなかったとは言いませんが、最近は顕著ですね。
たぶん、みんなLINE見てるんでしょう。

いきなり創作の話になりますが、LINEみたいなSNSを活用出来るツールという意味で、スマホという奴は邪魔以外の何物でもありません。
詳しくは知りませんが、LINEって、自分が送ったメッセージを相手が読んだかどうかまでわかるんですよね?
何というか、その時点で一方的にメッセージを送るってことが出来てないじゃないですか。
「見た」「見てない」っていう、些細ながらも重要なリアクションが、こっちがLINEを確認するだけで向こうから送られてくるわけですから。
実際のメッセージがなくても、ですよ。
その時点で、以前はよくあった「あー、メール帰って来ねえ、見たのか? 見てねえのか? 見たけど駄目だったのか? あああああ」って葛藤が出来なくなります。
最終結果としては、「見られてない、終わった」「見たけど返ってこない、終わった」「返って来たけど脈がない、終わった」「脈ありだひゃっほーぅ!」のどれかです。
そのうち前者2つの結果が見えちゃうわけです。
これってつまり、自分がメッセージを送るってだけで、そのコミュニケーションが完結してしまってるってことになりませんか?
無視とは違います。直接でないにしろ、相手からのリアクションがありますから。
むしろ、他者とのコミュニケーションを行うツール上であり得ている時点で、矛盾を孕んでいるし、無視よりタチが悪いです。
どうしても他者とのやり取りを含めなければいけない創作において、こんなのはやっぱり邪魔です。
無論、これを活用した設定やらコミュニケーションやらを盛り込むことは可能でしょうが……。
でも、結果もある程度絞られちゃうと思うんだよなあ。
とりあえず海藤には有効に使うことが出来ません。

他にもTwitterみたいな、見ず知らずの不特定多数に自分のことを発信出来るようなものも、書き手としては活用出来ませんね。
海藤としては、そういう存在を作ってしまうと、実際に接している人物よりも、SNS上の人間の方が都合よくいい人に見えてしまうからです。
実際に物語を左右する人よりも、理解度が上がっちゃうわけです。自分に触れも出来ない、それどころか見たこともない人間も多いはずなのにね。
まず前提として、SNSは口に出した言葉でやり取りしてないですから、失言というものが少なくなります。
実際会って話す人間相手では、そうはいきませんね。言ってしまったことは取り返しがつきません。
さらに、その結果うまく行かなくても「気が合わない、じゃあバイバイ」とはいかないじゃないですか。
SNSはブロックなり何なりすれば終わりです。その結果、自分にとって「いい人」だけが厳選されるわけです。
そういう人たちの集合体と、実際に出会ってやり取りをしている人間、どっちが自分を理解している人に見える? と。
そんな面をメリットとして描いた上で、バランスが取れた創作があれば、確かに面白くはなりそうですけどね?
もし出てたら売れてるかもしれませんね。僕が知らないだけで。
とにかく、いったん相手のことを冷静に考える、あるいは相手にとって自分を都合よく見せるために飾ることが出来るだけの「距離」があるわけです。
どうしても埋まらないこの「距離」があるくせに、理解度は高い。
これまた矛盾な気がしませんか?

とまあ、いろいろ言ってきましたが。
海藤にとってSNSやスマホは邪魔なものでしかないので、自分が書くものには登場させません。せいぜいケータイ止まりで、連絡機器としての役割を持たせる程度です。
気付いている人、いますかね? このサークルのシナリオにも、スマホはほとんど出てきません(実は一度出ては来ましたが、スマホとしての機能は果たしてません)。
やっぱコミュニケーションってのは、失敗する危険性だらけの所でやるもので、その危うさがあるからこそ、通じ合った時の喜び、駄目だったときの哀しみがあるのだと。
実際に触れ合えるからこそ、何か心動かされるものがあるのだと。
海藤はやっぱり古い人間のようです。
だってさ、電子の世界上で「あーん」は、どう頑張っても出来ないでしょう?
つまりはそういうことだ、と思う、今日この頃なのでした。

最後に一言。
海藤自身、創作上ではなく、リアルでスマホに対して許せないことがあります。
ゲーム機としての側面があること。
……ゲームは好きだよ。……けど違う、そういうのじゃないんだよ、俺がやりたいゲームってのは。

PR
コメントを書く
お名前
タイトル
メールアドレス
URL
コメント   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
パスワード
 HOME | 117  116  115  114  113  112  111  110  109  108  107 
Admin / Write
カレンダー
03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
フリーエリア
最新コメント
最新トラックバック
プロフィール
HN:
ぞうさん
HP:
性別:
非公開
自己紹介:
エーデルアインのゲーム開発日記
ブログ内検索
忍者ブログ [PR]