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同人ゲーム作成サークル エーデルアインの開発日記です。 新作情報や日常のできごとなど
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なんか5のつく日に更新する事態が続いていますね。
シナリオ担当、海藤拓実です。
別に意味も意図もありませんけど。


さて、今回は雑記をば。
もちろん、ゲームのことも交えつつね。わかってますわかってます。

海藤は今自分の方の小説の案を煮詰めているのですが(おい)。
こういう作業は楽しいものではありますが、同じぐらい苦しいと感じるものでもあります。
否が応でも自分の未熟さや無知さが浮き彫りになる過程ですから。
「もっと面白く出来るはず」とわかっていながら、その道程を辿るための力を持ち合わせてないわけです。で、結果悩んで悩んで悩んで落ち込んで悩む、と。
ああでもない、こうでもない、そんな言葉を繰り返してばかりの日々が過ぎて行きます。

……ま、実はこのサークルでの作品についても一緒に考えてたりするんですけどね。
口に出せないレベルのことばかりなので、あんまり突っ込んでは書きませんが。
で、両方に共通して、かつ物語の筋を決めかねない、重要な存在がいます。
「主人公」です。
今回はそんなお話でもしようかと。

海藤の書く主人公は、基本的には男性です。
海藤が男なので、という単純な理由で。
女性主人公を書くのがイヤってわけじゃないですよ。でも、どう頑張っても男性主人公よりも純度の高いキャラにならないんですよ、現状は。
例えば仕草とか、考え方とか、そういうところに含ませられるものが、どうしても同レベルまで達しない。そんな感じです。
そんなに無理して書くこともないはずですしね。
かつ、あんまり普通の男にはなりません。
海藤の書く男主人公は、「何かが欠如してる」か、「何かに思い悩み続ける」ってパターンが多いですね。
サークルのゲームで言えば、「Strafe」主人公の零司と「確かにそこにあったもの」の主人公剣児が前者で、「Pastel Pallet」主人公、紫苑が後者でしょう。大雑把ですけど。
なんというか、作りやすいんですよ。すごく。
たぶん海藤自身に何かが欠けてて、しかも無駄に悩んでるんでしょうね。
……なんて単純な人間なことか。

でも自分の分身にしちゃ駄目ですよね。
なので、そのキャラを1人の人間に仕立て上げるような、そんな特徴とか、長所とかを付随させようと頑張るわけですが……。
これが上手く行かない。なかなかどうして。
どこか没個性になっちゃうんです。その過程で。
で、そっから脱却しようと頑張ると、どうも感情移入がしづらいキャラになったりも。
ここが難しいところで「キャラが立ってるなら感情移入できるかどうかなんて考えなくてもいいんじゃないか?」という疑問が浮かんだりするわけです。

「アマガミ」というゲームの主人公「橘純一」、通称橘さんは、ほとんど感情移入要素を廃絶した主人公です(実は昨日が誕生日だったり)。
やったことがある人はわかると思いますが、非常にマニアックな意味で変態で、かつ紳士なのが橘さんです。
エロス全開の高校生なんてどこにでもいます。また多くの人がそうでしょう。スケベな主人公にはどこか感情移入要素があります。
ただ、橘さんは度を超えてます。
「よし、寒いから後輩の身体であったまろう!」とか。
「蹴られた時、何か感じた。家に帰ったら蹴られたところをよく観察してみよう」とか。
「わんわん! お菓子もっと欲しいわん!(先輩の掌ぺろぺろぺろ)」とか。
絶対おかしいです。言動が。
↑に上げた例なんてほんの一部で、しかもかなり簡略化して書いてます。細部を突き詰めると、どうして女の子に好かれるのか不思議なところさえあります。
で、話を戻すと、ですね。
海藤としては、この主人公に感情移入はほとんど出来ません。
しかし、数は少ないなれど、僕がやったギャルゲーの主人公では一番好きなキャラなんです。
時々、すっごいかっこいんですよ。
かつ、過去に恋愛がらみで大きな傷を持っているので、そのぶん人をむやみに傷つけないでいたいと思う、優しい人間だったりする。
また「アマガミ」は、そんな傷を持った主人公が、再び前を向いて、新しい恋を探す物語、そんな風にも描かれているんです。
そりゃまあ、変態なのは確かです。
でも、魅力的だと感じられないキャラだったら「橘さん」なんて、敬称付きの愛称で呼ばれたりしませんよね。たぶん。

ギャルゲーの主人公としては、失格かもしれない。でも、1人のキャラとしては合格点。
僕は、どうせ書くならそんな主人公を書きたいと思います。
感情移入よりも、1人の人間として認められるキャラを書きたい。
次の作品については、特に強くそう思いますね。
そのためには、もっといろいろ勉強して、自分の中に魅力的なものをため込まなきゃな、と思う、今日この頃なのでした。


最後に一言。
……でもやっぱ、時折目に余りますよ、橘さん。
もう一つの愛称が「ポルノ野郎」ですもん。
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