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同人ゲーム作成サークル エーデルアインの開発日記です。 新作情報や日常のできごとなど
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あけました。おめでとうございます。
シナリオ担当、海藤拓実です。
今年も、エーデルアインをよろしくお願いいたします。


何はともあれ、あけました。
あけやがりました。はい。
前回の更新からさほど間はあいていませんが、これも更新のいい機会ってことで。


先日サークルの会議をやった時、ふとここの話題が。
なんか、俺の書いた記事暗いとか長いとかいろいろ言われました。
……じゃああんたらが更新して(ry
まあ事実なんでぐうの音も出ませんけど。

実際最近あまり「開発日記」ではなくなっていたのは確かです。
しかし、これから出すゲームのシナリオを話すのは、あまり気が進まない。
で、思いついたのが、過去の作品について話してみようか、ってことでした。
なので今日はこのサークルの処女作「Pastel Pallet」についてでも話してみましょう。


この作品には元となる「お話」みたいなものがありました。
今絵をかいてる人とか、今はもういない人とか、その辺の人たちが考えたものです。
そこを足掛かりにして、このサークルを立ち上げようか、みたいな感じの流れだったかな?
詳しい話は知りません。俺その頃いなかったし。
で、その頃シナリオ書いてた人が辞めて、俺に話がきた……んだっけか。
まあそんな感じです、たぶん。


で、元となる「お話」があったと言った通り、設定やある程度のシナリオみたいなものが、まずありまして。
そこに、さらに原サークル代表が加えた全体シナリオがあり。
それを、僕がリテイクしたのが「Pastel Pallet」のシナリオという形になります。
まあ、言ってしまえばシナリオは僕オリジナルのものではありません。

それでも、何というか……。
シナリオ書いた人=海藤、みたいなことになってるわけです。
これは、その「お話」を、僕なりに「物語」に落としたことによります。
別にそうしなければどうにもならなかった、という訳では……ない。たぶん。
でも、僕に話があった以上、どうにか僕なりに、もっといいものにしたかった。
なので、それなりに設定もいじりましたし、文章はほぼすべて海藤の手によって、改めて書き直されました。
結果、渡された文章は99%原形を留めていませんし、さらにシナリオ全体の文章量がとんでもないことに……。
まあそれはいいんですけどね。僕は。


さて、ここからはキャラ別のお話。
何度か同じ話題で書くか? と思っています。
今回は主人公、神崎紫苑(かんざき しおん)について。

こいつは当初の設定から、「お人よし」という特徴がありました。
ギャルゲやラノベの主人公としてはまあよく見るもの。
で、これ以外に「察しがいい」というものがありました。
何かを敏感に感じ取るセンスがある、みたいな感じの設定。
紫苑のキャラ付けとしてはこの2つが、渡された設定にあったと記憶しています。
僕はこいつを描くにあたり、前者は「より強く」、後者の設定は逆に「ひかえめに」描写するようにしました。
もちろん、勝手に。思えばこの頃から俺は好き勝手を……。


まず、僕が感じたのは「お人よし」という設定は生きるが、「察しがいい」という設定はどうしても生かせないってことです。
何というか、まるで手に取るようにすべてがわかる主人公って「?」みたいな感じだと思ったわけです。
察しが良すぎると、人間味が薄れてしまったり、あるいは超能力者じみて親近感が薄れてしまうのでは? と。
もちろん、お人よしである以上、人の痛みとか苦しみを察する能力は必要になるわけですが。
それを、極力その場、つまりお人よしを発揮する場面でのみ、呼応するように発揮させよう、と。「ひかえめに」ってのはこういうことです。
もっとも、それでも至らなかったり、見当違いだったりで、自信が持てずに苦しむのが紫苑なんですけどね。
でも、察しが良すぎると、その人間臭い失敗みたいなのは描けないかな、と。
今ちょいと読み返してみたけど、おおむねその辺は思い通りに形作られてますね。
俺が当時どんな主人公像を紫苑に求めていたかは忘れましたが、今見るとこいつはどこまでも「等身大だな」と思います。
力はないけれど。うつむいたりもするけれど。逃げたりもしたくなるけれど。
でも、どうにか前を向いていたい、そんな誇れる自分でありたい。
そんなまっすぐさが、彼の根っこには確かにあったと思います。

しかし、僕にとっての初めてのゲーム主人公。もちろん、失敗の面も。
……というか、僕はわりと満足に作れたんですけど。
サークルのメンバーは、みんな嫌いだって言うんですよね……紫苑。
「こいつ面倒くさい」とかって。
まあ、僕がいいと思っている人間臭さがうざったいってこと……なんでしょうかね?
この辺のさじ加減は、もっと上手くなりたいなあ……。

では、この辺で締めましょう。
そんな主人公が全力で右往左往する「Pastel Pallet」。
もしお目にかかる機会があったら、ぜひ。
このゲームは、まだ過去の遺物として埃をかぶることはなさそうですので。
よろしくお願いします。

最後に一言。
皆様にとって、この一年がよりよいものとなりますように。
ではでは。
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